これから価格高騰しそうなロレックス
「数か月前に購入したロレックスを買い取りに持ち込んだら、購入価格以上の買い取り価格が提示された!」
資産価値が非常に高いロレックスやパテックフィリップにおいて、これは十分に考えられる展開です。
そこで今回はこれから価格高騰しそうなロレックスについて書きたいと思います。
あくまでも個人的な予想にはなりますが、ご参考までにご覧下さい。
ブラックアウト 価格高騰
価格高騰しそうなモデル① エクスプローラー214270 ショートハンド・ブラックアウト
まず紹介したい価格高騰を予感させるモデルは、現行エクスプローラー 214270の旧型です。
旧型は2016年に最新型が発表される前の仕様であり、少しづつではありますが、希少価値の高い個体として注目されるようになってきました。
旧型の特徴は3・6・9のインデックスに夜光塗料がなく、縁取りもないシルバーデザインで作られていること。
この仕様はブラックアウトと呼ばれ、最新型では味わえない個性があります。
また、旧型は最新型よりも針が少し短くなっており、微妙な差ではありますが、こちらも味わい深いです。
針が短い=ショートハンドと呼ばれることもあるので、覚えておくとよいでしょう。
214270は2010年に発売されたモデルですが、短い針と夜光塗料の施されていないインデックスは6年間しか製造されていないことになります。
つまり、仮に今後20年にも及ぶロングセラーとなった場合、初期の6年間しか製造されなかった旧型はレア個体となる可能性が高いです。
旧モデル14270のE番とX番に見られるブラックアウトのように、いずれはコレクターズアイテムとして価格高騰が予想されます!
Ref.14270 ブラックアウト
こちらは3・6・9にブラックのラインが施されたタイプですが、もう1つメタルのみのタイプがあります。
価格高騰しそうなモデル②トリチウム/シングルロック
次に注目したいのはネクストヴィンテージです。
近年ロレックスのヴィンテージモデルは高騰傾向にあり、ヴィンテージ感を秘めた個体たちの価値が上がっています。
ヴィンテージロレックスには幾つかの評価ポイントがありますが、とりわけ注目したいのはトリチウム夜光塗料です。
文字盤の6時位置縁に「T<25」と記載された個体がヴィンテージモデルには見受けられますが、これこそがトリチウム夜光を搭載している証明となります。
なお、「T<25」の意味はトリチウムの頭文字「T」とガラスの外側で計測した放射能量が25ミリキュリー以下という意味を表しています。
人体に影響を与える量ではないとはいうものの、放射能を持つトリチウム夜光は次第に扱われなくなり、ロレックスにおいては1998年ごろにラインナップから姿を消しました。
ただ、トリチウム夜光は経年により茶色に変色してヴィンテージ感を醸し出す。という特徴を持ちます。
上品に焼けたトリチウムは非常に美しく、今ではヴィンテージファンから強い注目を集めるようになりました。
しかしながら、トリチウムは経年によりヒビ割れてしまい、その破片がムーブメントへ入り不具合を起こしてしまう懸念があります。
そのためロレックスにメンテナンスに出すと、よほど状態の良い状態でない限り”ルミノバ夜光塗料”の針に交換される可能性が高いです。
時代が進むにつれ、交換されていないオリジナルの”トリチウム夜光塗料”の施された針・インデックスは希少となってなり、それが買取価格にも反映され始めています。
今後もその希少価値は上がり続けるため、いつしか更なる高騰を果たす日も近いでしょう。
モデルによって年代が変わりますが、スポーツモデルにも”シングルロック”が採用されていました。
現行スポーツモデルは全て”ダブルロック”に切り替わっているのでこの”シングルロック”も状態の良い個体を見つけるのは困難になってきています。
「トリチウム夜光のシングルロックのスポーツモデル」
これが”ネクストヴィンテージ”として価格高騰が予想されます。
価格高騰しそうなモデル③ デイトナRef.16520
価格高騰の代表としては、やっぱりデイトナは外せません。
ステンレススティールモデルはどのモデルも2018年から2019年にかけて異常な高騰を見せました。
2020年1月現在においてはやや相場が下がりましたが、再び価値が上がる可能性は大いにあります。
特に注目したいのは現行の2世代前のエルプリメロ搭載の16520。
最終のP番やA番はもちろんブラウンダイヤルや200タキ、段落ち、4桁などなどプレミア価格の個体がたくさんあります。
今後さらに個体数が減少する可能性が高く、買取価格は上がると予想します。
尚、高級時計において保証書の有無は査定額を左右する大きなポイントですが、16520のプレミアモデルはコンディションの良い個体が少なくなっているのと共に保証書が付属している個体も少なくなっています。
そのため、保証書が有るか無いかで30万円は変わってきます。保証が切れたからといっても処分せず保管をお願いします。
価格高騰しそうなモデル④ デイトナRef.116520 最終モデル
旧デイトナ116520は2015年の途中でクラスプがマイナーチェンジされました。
2016年に新型デイトナRef.116500LNがリリースされたため、新クラスプ(ポリッシュ)がデリバリーされていた期間は2年程ということになります。
16520のA番・P番もフラッシュフィットが一体型になってから2年でRef.116520に切替わり、今ではプレミア価格といえばRef.16520のA番・P番になりました。
116520も既に価格高騰していますが、長い目でみて、まだまだ価格高騰しそうなモデルです。
116520をご検討の方は是非クラスプにご注目ください。
プレミアモデルとして高騰する前に手に入れれば、将来得をする可能性が高いです。
最後に
ロレックススーパーコピー人気がなく廃番になったモデルや数年の間にしか採用されなかった仕様、そしてオリジナルパーツ・付属品が残っているアンティークモデルなど、価格高騰に多くの共通点があります。
これまでの傾向を踏まえれば、今回ご紹介したモデルも高騰する可能性が高いでしょう。
■Ref.214270のショートハンド・ブラックアウト
■トリチウム夜光・シングルロック
■16520 保証書有り。
■116520 ポリッシュクラスプ
これらの時計のご購入を検討されている方、既にお持ちの方。是非注目してみてください。